医学部受験よりも増えた勉強量、それでも私が勉強する理由。
こんばんは、パネルラです。
今日も今日とて日付が変わってからの帰宅。
今編集しているこの記事も毎日少しずつ書き溜めて数日かけて書き上げたものです。
カフェで、図書館で、教室で、たまに病院で。1人で、友人と、恋人と。
平日は大体学校が終わってから毎日日付が変わるまで勉強してから帰路につきます。
目が回るほど、吐くほど勉強は大変です。
体調管理も仕事のうちだった大学受験の頃と比べると睡眠時間は極端に少ないですし、遊びを度々はさんでいることを除けば1日にこなす勉強量は増えています。
友人には何をそんなに勉強することがあるのかとよく問われます。
医学部は他の学部と比べると勉強量は多いですが、それでも一般的な学生はCBTや国試前を除けばそこまで勉強をする必要はありません。
しかしそれはあくまで"単位を取得し、進級するためには必要ない"というだけ。
教授の趣味とロマンが詰め込まれた偏りのある授業を完全に理解し、持ち運び不可能なレベルの教科書を読破し理解し暗記し、数多くある解剖や実習の意義を理解した上で完遂するのは、今のカリキュラムでは不可能に近い。
まず授業や実習の進行も全て真面目にやったらついていけない速度で進んでいく。
そこで進級のための試験には過去問や対策プリントが存在し、局所的に勉強すれば進級はできるようになっている。私もこの過去問や対プリにはお世話になっています。
実際、教科書を隅から隅まで覚えたところでCBT等の試験は除くとして臨床では使わないどころか、既に時代遅れとされている範囲さえあります。
だから合理性と効率を考えれば一般の医大生は正しいと言えるのかもしれません。しかし私はそうはしたくない。
それなりの、自分にとってはまだまだ短い人生の中で初めて決心した医師になりたいという思い。
それは今のところ私にとっては1番大切にしたいものであり、裏切りたくないものです。
医学に限らず基礎知識は全ての土台となり、所謂"限界"を押し上げることに繋がると思っています。
自分の限界というものについての私の考え方はいつか記事にしたいと思っていますが。
将来自分が何の科を選んで何をするか、今はまだ何もわかりませんが、どこで何をするとしても今の努力がどこかできっといきてくるはずです。
もちろん、今の勉強が10割全て役に立つは思いませんが、そのうち1割でも役に立つのならそれだけで報われます。
元々努力は報われることを前提として行うことではないと私は思っています。というかそれを前提としてしまったら私は努力を続けられなくなる。
そのためにも不可能に近いとしても、教授の趣味に溢れた授業を根底から理解したいし、教科書にあることは全て頭に入れたいし、尊い意思の元にさせて頂いている解剖で私たち医学生に寄せられている期待の分だけ私は応えたい。
そのために私は明日も明後日も努力を続けます。